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シックハウス症候群や環境アレルギー、最近では日常的にアスベストと言う言葉が取り上げられるようになりました。住宅やマンションは安く簡単にと業者の都合で造られる事が多く、見た目にオシャレで清潔そうでも実はとても恐い空間であることが多いと考えています。
ケミカルな材料(化学材料)は値段も安く、施工性もよく、造り手にとっては最高の選択ですが、住み手にとって値段が安い事くらいしかメリットを見つけることができません。逆に住み手のデメリットの方が重要です。毎日の生活の中でケミカル素材から発生する有害な化学物質を吸うことが体に影響を及ぼすのは明白です。また、環境負荷が高い事も大きな問題です。
科学的な根拠は専門家におまかせしますが、ケミカル素材は出来るだけ避けるべきです。もちろん、大手のハウスメーカーや業者はそう言った自然素材を売り文句にし始めています。しかし、自然素材という物はなかなか面倒で手造りの要素がかなり多いのが現状で、専門知識が必要な上にそういった材料に慣れた職人の力も必要になってきます。採算性も非常に悪く、我々にはどうしてもポーズにしか見えてきません。
スタジオダックスではなるべく自然な素材を使用しています。「なるべく」と言うには理由があります。アレルギーでまったくケミカルな素材を受付けないお客さまの場合は100パーセント自然な素材を使用します。しかし、最近の環境や社会では自然素材を無理矢理使用するという状況も出てきます。その無理矢理の部分が空間の寿命を縮じめるケースが多々あるのが現状で、なかなか100パーセント自然素材というのは困難なのです。それに、自然素材は値段も高価ですからご予算とのバランスをとりながらセレクトしていく必要があります。
我々が「エコロジーバカ」と呼んでいる人たちがいます。何でもかんでも自然素材を使って設計し、施工し、自分達は地球に優しく環境問題の最先端を走っていると勘違いしている人たちの事です。メリットばかりを優先し、デメリットを無視し、お客様に説明さえしないケースがほとんどです。また、内容を検討しないで「エコロジー」という言葉に飛びついてしまう困った人たちです。スタジオダックスは環境とのバランスをとりながら、良い物は積極的に、悪い物はなるべく使わないという姿勢を貫いています。
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