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15-30mmや12-24mmの様なハデな前玉の出ッパリが無く、扱っていて精神的に気楽です(苦笑)その為か逆光に強く、ゴーストも入りにくくなっています。超広角レンズなのに非常にコンパクトに仕上がっていて、DC仕様の恩恵とHSMの技術向上が実感できますね。歪曲収差もうまく補正されていて周辺の歪みも許容範囲です。開放からシャープなので、オートで気楽にスナップを撮って楽しめます。ウ〜ん・・イイ事ばかりでつまんないですね。じゃあ欠点を。12-24mmと同じでAFがイマイチしっくり来ません。やはり目測でのMFの方が確実にピントがきます。超広角の場合ファインダーを覗いてもどこにピントが来ているのか判断するのは至難の業です。AFに頼らないで目測を信じるのが鉄則なんでしょうね。なので欠点とするにはちょっと可哀想かもしれません。
三脚に据えてしっかり水平を出してやればインテリアや建築など、この画角のありがたさを実感できます。ところが手持ちでスナップを撮ると非現実的で極端なパースがかかって「作画」として成立させるのはとてもムツカシイです。それこそがこのレンズの本当の欠点かもね。
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