マンションの広いルーフバルコニーをリビングの延長として、お花イッパイの庭として楽しみたいとのご要望です。マンションの場合、マンション全体の大規模修繕などがあるので総て移動可能な造作である事はもちろん、その際の移動や保管を考えるとあまり大規模に計画する事はできません。見た目とメンテナンス、どこまでやるのか、やれるのか、の線引きが重要になってきますね。

今回はバルコニー面積の約半分をウッドデッキ敷きとし、ベンチとテーブルを造作して設置しています。そしてハンギングと目隠しとしてスクエアラティスを既存手すりに針金で縛って固定します。素焼きの鉢も置きすぎない事を一応考えていますが土の入った素焼き鉢はバカみたいに重く、実際これらを動かす事を考えるとちょいと頭がイタイな~(汗)

花々や植物は日々の手入れが重要になります。しかし、忙しい施主さまにそれを要求する事は最初っから考えていませんでした。とにかく「日々、水だけはあげてね」季節ごとの水の与え方だけをレクチャーし、ガーデナー笠井が定期的にメンテナンスに伺います。そして見た目と共にこの場所の環境に合った花や植物を選択し、旬の花々を一年中いつでも楽しめるルーフガーデンを提供しています。とは言いつつも、ガーデンの維持管理はスタジオダックスの本業ではないのでそんなに頻繁に行く訳にもいきません。にもかかわらず本業の合間に天気予報とにらめっこしながらイソイソと出かけて行く様を見て、ほとんど笠井の趣味・・?スタジオダックスの庭・・?に感じるのは気のせいだろうか?・・まぁいいや。
施主さまも笠井も幸せならそれが一番だね!

・・・おわり(次のページをみるで最初のページにもどります)