2012年1月28日
約30年前、その頃はガキなりにがんばって生きていたもんだ。仕送りもあったけどそのほとんどがデザイン学校の課題を造るための材料などに消えていって日々金欠状態。喰うためにバイトもしたけど模型造りやトレースなど激安のインテリア関係のバイトばっかりだったからまったく生活費の足しにはならなかったのだ。でもバブルが始まるちょっと前の景気がいい頃。東京ではビッグプロジェクトがあちこちで立ち上がりインテリア業界がメチャ元気な時代。有名インテリアデザイナーの事務所にはデザイン学校のクラスがそのまま移動したかと思うくらいのメンツがいつも群れていたもんだ。そして面白かったなぁ。 |
インテリアや建築といっしょに写真の授業も選択したから金欠はさらに加速。フィルムや印画紙などアナログ写真は実に金喰いだ。
クラスメイトに桁違いのお嬢様がいた。彼女のマンション洗面所を暗室にしつらえて、いつものメンツが毎日合宿状態。食事も当たり前の様にそこでごちそうになって完璧にヒモ生活(苦笑)朝飯喰ったらそこから皆で集団登校。今考えたらかなり異常な生活だけどなんか許される空気にあふれた時代だったのだ。 |

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デジタル時代になってこのカメラもただの飾り物になってしまったけど、シャッター音や造形は今でも美しい。コレクションとして、おやじの形見として大切にしていこう。 当時、まわりには緑と黄色のパッケージがゴロゴロころがっていました。緑は富士フィルム、そして黄色はコダック。アナログ写真時代の二大巨頭だ。その黄色のコダックが倒産した。デジタルは儲からないからとアナログフィルムに固執したコダック。利益は薄いけどデジタルに移行し、多角化を進めて成功した富士フィルム。 コダックほどの大企業がなんでこうなっちゃったのか?すぐにデジタルが主流になることなんてバカでもわかる。 |
皮肉にもデジタルカメラを世界で初めて開発したのはコダックだったりする。実際、多角化に動いていたけどフィルム主体の経営を変える事なく力尽きた。たしかにライカなどのアナログカメラは根強い人気があるしアナログ写真独特の表現もあせる事はない。アナログ信者の賞賛の声は心地よく現実逃避を続けた。・・これって先駆者のロマンだね。残念ながら一般の大多数はそんなこと知ったこっちゃない。手軽で安価なモノがスタンダードになるのは必然だ。 |