レンガの質感や見た目は人気があり、住宅をはじめ店鋪等の内外装でよく使われています。しかし、タイルの様に薄く造られたイミテーションを張り付けている場合がほとんどです。遠目では良いのですが、近くで見てみるとその存在感の無さが実感できます。触ってみるともっと良く分かりますよ。

スタジオダックスでは、予算が許せば出来るだけムクの本物を使うようにしています。中でも古レンガと言われる物を多く使います。ひと昔前の西洋の建物はレンガで造られているケースが多く、建て替えの為に解体されると大量のレンガが発生します。割れていたり欠けていたり、ペンキやモルタル(コンクリート)がこびり着いていたり、興味のない人にとってはただのゴミなのですが、私達にとってはこれほど味のある素材は無いと好んで使っています。外装、玄関アプローチ、駐車場などはもちろん、内装にも使えます。
表面の仕上げをどうするのか、目地をおさえるのか、はみ出たままにするのかなど、様々な方法で印象は大きく変わってきますね。

古レンガを素材のまま積むとこんなイメージになります。形や色がバラバラなのがよくお判りいただけると思います。外装や部屋の間仕切に使ったり、キッチンのカウンターエンドに使ったり、面白い表情が楽しめます。
ただし、内装に使う場合は非常に存在感のある素材なので空間全体のバランスを崩してしまう危険がありますね。(鷺沼N邸)

古レンガの存在感を少しおさえて空間にうまく溶け込ます方法として色を付けます。これだけで随分イメージが変わってきたのがお判りいただけると思います。
ペンキをベッタリ塗ったり薄く塗ったり、それを乾いていない間に拭き取ったり薄いモルタルを塗ったり・・様々な方法があり、それぞれで面白い表情を見せてくれますよ。(北浦和K邸)

古レンガの上に珪藻土を塗って、それが半乾きの状態の時に削ぎ落とした物です。ペンキで色をつける方法とはまた違った味わいがありますね。
その他色んな方法を日々面白がって(大汗)試しています・・(福生T邸)

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