人気の素焼きタイルです。ソルティーロタイルまたはテラコッタタイルと呼ばれています。サイズ、色、質感、仕上等、様々な種類を国内外各社が発売しています。素焼きといってもそのままではメンテナンスが大変なので、最終的にはワックスをかけて仕上げるので多少の光沢はでてきますね。

なんと言っても素焼きタイルの魅力はそのアナログ的な存在感にあります。その為、スタジオダックスでは輸入の精度の悪いモノをあえて使っています。焼きムラがあって色も一枚一枚ちがいます。サイズもバラバラで目地が綺麗に通りません。しかしそれらのあいまいな要素が独特のイメージと存在感を演出してくれます。

素焼きタイルは暖かいイメージがあるので一般住宅の内装に使っても違和感はありません。しかしタイルである事に違いはありませんから場所やライフスタイルをよく考えて使う必要があります。また、広い面積を貼るとけっこうな重量があります。床の強度などによってはあまり広い面積は貼れない場合もありますね。

スタジオダックスが標準的に使っているメキシコのテラコッタタイルです。もっと白っぽい（ベージュ）物や、赤みの強い物、もっとつくりの粗いクラシックタイプ、さらにアンティークもあります。

素焼タイルは硬い素材です。もともとは土足生活で成立している素材なので、日本ではキッチンなど長時間立つ場所では足腰に負担がかかりますね。見た目と機能のどちらをとるか？ラグやマットの併用を考えましょう。（高輪N邸）

比較的精度が良く平坦な素焼きタイルです。輸入、国産共にこのタイプが多数派ですね。私的にはキレイすぎてアナログな味わいが弱いのであまり使いませんが、お客さまの感性と空間のバランスを見ながら種類の選択をしています。（和泉M社）